「任意整理でスマホが持てなくなる」は誤解です。
実際は手続きをしても今の回線は使えますし、頭金で端末価格を10万円未満に抑える・家族名義を活用する——この2つで最新機種の分割審査も通過しやすくなります。
杉山事務所なら 年間10,000件超の交渉実績 を活かし、月々の返済をカットしてもスマホはそのまま。スマホをキープしながら借金を減らしたい人は、オンライン完結の無料相談から話を聞いてみることをおすすめします。
任意整理中でもauのスマホ分割は可能か?
任意整理=スマホ停止ではありません
💬 一言まとめ: 任意整理をすると最長5年間“事故情報”が残り、新規ローンや分割払いの審査は基本的にハードルが上がります。
任意整理を依頼すると、手続きの開始時点で「異動情報」が信用情報機関(CIC・JICC)に登録され、完済後もおおむね5年間は残ります。この期間は新しいローンや分割払いにハードルが生じるのは事実ですが、契約中のスマホ回線まで止まるわけではありません。
通信料金と端末割賦の支払いをきちんと続けていれば、キャリア側が強制解約する理由はなく、債務整理の方法にかかわらず回線を維持できます。
任意整理中でもauのスマホ分割は可能
任意整理で事故情報が残っていても、「端末総額を10万円未満に調整する」「現金一括を選ぶ」「家族名義を借りる」という3つの工夫を押さえれば、auの割賦審査を通過した実例は少なくありません。
つまり “任意整理=スマホが持てなくなる”という心配は不要 です。今のau回線を維持しながら、端末総額や名義の工夫で欲しい機種を手に入れる方法は十分に残されています。
auの審査基準
💬 一言まとめ: auもCIC・JICCを照会し、端末価格・料金支払実績・利用年数などを総合評価して分割可否を判断します。
auの分割払い(「スマホトクするプログラム」など残価設定方式を含む)は**「個品割賦販売契約」**に該当し、申込時にCIC・JICCの両機関へ照会が行われます。事故情報が残っていると原則は不利ですが、次のポイントが評価対象です。
- 機種代金の総額
- 端末価格が10万円以下なら「少額店頭販売品」扱い
- 支払可能見込額の詳細調査が簡素化される
- 10万円を超えると通常審査でハードルが一段上がる
- 携帯料金の支払状況
- au料金の延滞はTCAネットワークで共有されるため、過去に滞納があると即否決の可能性が高くなります。
- 利用実績・契約年数
- 長期ユーザーで支払い優良な場合は社内スコアが加算され、事故情報のマイナスを相殺しやすくなります。
- 本人属性
- 申込時には安定収入や他社借入の状況もチェックされ、総合的に支払能力が評価されます。
任意整理中でもauでスマホ分割が通る可能性のある条件
💬 一言まとめ: 「10万円以下+料金滞納ゼロ」が満たせれば、任意整理中でも通過した例があります。
任意整理中でもauの分割審査に通った利用者には共通点があります。
auのスマホ分割が通った共通項
①.端末価格を10万円以下に抑えていることです。割賦販売法上、10万円以下のスマホは「少額店頭販売品」として扱われ、支払可能見込額の詳細調査が簡素化されます。
②.au料金を期日どおりに払い続けていること。携帯3社はTCAネットワーク(一般社団法人電気通信事業者協会)で滞納情報を共有しているため、ここに傷があると特例の対象外になります。
- 長期契約で支払い実績が優良
- 直近のクレジット/ローンに延滞がない
- 申し込みを1回に絞り、照会履歴を増やさない
- 頭金を入れて分割総額をさらに縮めている
もっとも、個別審査のため確実に通るわけではなく、落ちた場合は「格安SIMで端末を一括購入」「家族名義で契約し回線のみ自分名義」など柔軟に対応することが大切です。
任意整理中でもauでスマホ分割が通った知恵袋の体験
「任意整理中でも通った」成功体験談
滞納などをしない良好な支払歴があれば、任意整理中でも審査を通過できた報告があります。
任意整理手続きからわずか3か月でauのiPhone 16 Pro(本体価格約18万円)の分割審査に通過したという意見も。他の回答者も「過去の料金延滞がなく長期利用者であれば審査に通ることがある」と意見しています。
他には任意整理中でも10年以上auで遅延なく支払いを続けてきた結果、10万円超の端末でも分割が認められたという体験談が寄せられています。
これらの事例に共通するのは「キャリアへの支払履歴にキズがない」「長期契約者」「頭金や端末額の調整で審査負担を下げている」といった点であり、法律上“割賦契約を拒否できない”わけではないものの、キャリアが独自に“支払能力がある”と判断したケースと考えられます。
「審査に落ちた」という体験談
任意整理は“信用のマイナス”と見なされ、落ちるリスクが高いとの声も多いです。
任意整理はたしかに信用情報にマイナスの記録が残る手続きですが、「だから分割審査は絶対ムリ」というわけではありません。知恵袋でも「通らないのでは?」という質問がある一方で、
- 端末を10万円以下に抑える
- 料金を一度も滞納しない
- 長期利用の実績を積む
といった“補う材料”を整えた結果、実際に審査をクリアできた報告が多数寄せられています。もし一度落ちても、照会履歴は数か月で消えますし、期間を空けて条件を整え直せば再チャレンジは十分可能です。
そもそも任意整理の最大のメリットは、自己破産と違ってスマホ回線や日常決済の自由を保ったまま返済額を大幅に減らせること。月々の支払いが軽くなれば料金延滞のリスクも下がり、スマホ審査にとってもプラスに働きます。つまり、正しい手順で任意整理を進めながら支払い実績を守れば、将来的な機種変更や分割契約のチャンスを自分で育てていけるのです。
任意整理中でもauでスマホ分割が通った理由
過去に任意整理をしたが分割審査に通った事例
端末価格と滞納ゼロが決め手で“ブラックでも通過”の実例があります。
任意整理の手続き中でも、auで割賦契約を結べたユーザーは少数ながら確かに存在します。
典型例としては、2 万5,000 円に満たないエントリーモデルに絞り込み、携帯料金の滞納歴が一度も無かった20代男性のケースがあります。また、10 万円を上回らないSIMフリー端末を選択し、通信費を十年以上遅延なく払い続けてきた40代ユーザーも審査をクリアしています。
さらに、13年間の長期契約で社内評価を積み上げた人が、10 万円超のタブレット購入を許可されたという報告もあるなど、「ブラックでも不可」という単純図式には当てはまらない結果が散見されます。
審査に通過した理由として考えられる要因
リスクを縮め、信頼を積む――審査を動かす二本柱です。
成功者の行動を整理すると、
- 端末総額を10 万円未満に抑えて割賦販売法の少額特例に収まるよう工夫する
- 携帯料金を一度も滞納せずに社内評価を落とさない
- 契約年数や家族回線などで長期・多回線の実績を作りプラス査定を得る
- 短期間に他社へ申し込みを重ねず照会履歴を汚さない
- 直近のカードやローンで延滞を起こさず外部スコアを下げない
という5つの要素が共通しています。これらは「貸し倒れリスクを物理的に小型化し、社内・外部ともに加点材料を積み上げる」という一点に集約でき、事故情報が残る状態でも審査をプラス側に傾ける強力なテコになります。
- 端末価格:10万円未満(または頭金投入でそれ以下へ)
- 過去の携帯料金延滞:ゼロ
- au契約年数:5年以上が目安、10年超で大幅加点
- 他社クレジット延滞:直近なし
- 申込回数:短期に複数社へ照会せず“1発勝負”
審査落ちした事例との違い
支払遅延・高額端末・複数申込が揃うと一気に否決リスクが跳ね上がります。
知恵袋には「iPad割賦には通ったが、その3か月後に残債9万円を抱えたまま追加でスマホを申し込んだら否決された」という具体例が寄せられています。
これは、ハイエンド機を選び端末代が11 万円を超えていた、過去に携帯料金を数回でも遅延した履歴があった、auで落ちた直後に他キャリアへも立て続けに申し込んだ、といったマイナス要素が重複しています。
キャリアから見ると「高価格で残債リスクが大きい」「支払実績に汚点がある」「短期照会で資金繰りが逼迫している可能性が高い」という三重の警戒シグナルとなり、与信判断はほぼ否決に振れます。
高額・遅延・多重申し込み――三拍子そろえば否決は濃厚です。
裏を返せば、端末価格を下げ、延滞をゼロに保ち、申し込みを一本化するだけで“危険旗”は一気に減り、事故情報というハンデを抱えたままでも合格ラインへ近づける余地が生まれると言えます。
任意整理中でもauでスマホ分割を申し込めるポイント
分割申込時に確認される情報とは?
審査では「事故情報」「料金延滞」「端末価格」の三点が凝視されます。
携帯会社が分割契約を審査する際、最初に目を光らせるのが CIC・JICC に登録された事故情報です。
携帯会社が割賦契約を判断するプロセスは大まかに三段階です。
CIC・JICC で過去の返済状況を確認し、債務整理や長期延滞があるかを把握します。債務整理の記録が残っていても、他の条件が良好であれば審査が通る余地はあります。
TCA(電気通信事業者協会)の情報網 で携帯料金の支払履歴を確認し、直近の支払いが期日どおりかをチェックします。ここがクリーンであれば「通信料はきちんと払える人」という社内評価につながります。
端末価格 を見て審査方法を選択します。総額が10万円を超える場合は割賦販売法の通常審査となり、収入や他社借入も含めた詳細な確認が行われますが、10万円以下なら「少額店頭販売品」 として手続きが簡素化される仕組みで。
つまり、任意整理中であっても ①端末を10万円以内に抑え、②携帯料金を一度も遅延させない という二つのポイントを守れば、審査をクリアできる可能性をしっかり高められます。
頭金や一括購入する
現金を多めに入れれば“与信”自体を小さくできるため安全です。
最新機種が欲しいのに信用情報にキズがある――そんなときは、まず端末代の総額を10万円未満に縮めることが第一策です。割賦販売法では10万円以下の携帯電話を「少額店頭販売品」と位置づけ、通常より簡易なチェックで分割を認める特例を用意しています。そのため、頭金を多めに入れて端末価格を“9万円台”に収めるだけでも審査のハードルは一段下がります。
さらにリスクをゼロに近づける方法が現金一括購入です。一括払いであれば、本来必要な信用情報の照会そのものを省略できるため、債務整理中でも契約不可に直結しません。実際、携帯各社の案内でも「分割ほど厳密な与信は行わない」と明記されており、料金滞納や強制解約などの“社内ブラック”が無い限り手続きはスムーズに進みます。
どうしても負担が大きい場合は、型落ちモデルや中古端末と格安SIMを組み合わせると、出費を抑えつつ最新OSや大画面を確保できます。つまり「頭金で10万円未満へ調整」「思い切って現金一括」「端末コストを下げる」の三段構えで、“ブラックでもスマホを替えたい”という悩みは十分クリアできるのです。
家族名義での契約する
家族に事故情報がなければ分割契約の“迂回路”になります。
信用情報は本人単位で管理されており、配偶者や両親に事故情報がなければ、その名義でスマホを分割購入することは制度上問題ありません。
たとえば実際に、任意整理中の利用者が家族名義で端末を購入し、自分は毎月の機種代と通信料を家族へ立替払いするかたちで契約ができたケースもあります。この方法なら本人のブラック情報が審査に影響せず、最新機種でも通過率が高まります。ただし注意点もあります。
信用情報が回復するまでにできること
「完済・延滞ゼロ・自己開示」の三本柱で回復を待つしかありません。